北米中西部の森で 3

中西部の諸渓谷に点在する遺跡から発掘された植物遺体が、詳細に調査されました。


そのほとんどは食物として利用されたものであろう決定された炭素年代に従っています。


最初の3つ・・・


トウモロコシ、ペポカボチャ、ヒョウタンは、この地にもたらされた栽培植物です。


トウモロコシの存在は紀元約300年から紀元700年の間途切れますが、3世紀までは、硬質のフリンゴーンで、粒列が10~14。


小さな穂をもつ熱帯型のトウモロコシで、8世紀に再び出現するときは、大きな穂をつける北方型となっています。


ペポカボチャは、メキシコ北部から北米南西部にかけての地域で生まれた作物です。


若い果実や葉は野菜として、成熟した果実は容器となり、種子は脂肪源となります。


たとえ一つでも作物が加わるということは、食生活の大きな変革をもたらしたと思われます。


ヒョウタンは、この地にあっては、掘れば出るといった普遍的な作物です。

北米中西部の森で 2

木の実拾いに忙しいのはリスたちです。


牧場のウシやアヒルは年中退屈していて、たまに通る人をみつけると、いつまでも眺めています。


この中西部が原始の森に覆われていた頃、この土地に住みついた人々は、河川に沿った丘や石灰岩の洞穴に居を構えていました。


穀物をすりつぶす石臼や石杵を持って、野から集めた種子を食物としていました。


彼らが利用した植物の種類や種子の変化から、すでに、農耕の技術を知っていたと考えられるふしがあります。


さらに彼らの持つ技術は、土器を焼くことと、環状の巨大な土盛りの墳墓を築くことでした。


考古学者は、前約1000年から750年までの、この地の先史文化を、古い順から・・・


アデナ、ホープウエル、そして初期のミシシッピ文化期と名付けています。

北米中西部の森で

人の群れは北米中西部の森林と肥沃な土地をさまよっていました。


これら広い大陸のしじまの中に、散り散りに去って行った人類の生活のほんの一場面を、この二つの洞穴で知ることができました。


そして、知る手がかりを与えてくれたのは、逞しい胃袋を通過した人糞の化石でした。


カナダのマツクギル大学のカーレン博士と彼の共同研究者たちは、いかにして糞塊から植物質、動物質の断片を分析するか苦心しました。


最後には、かすかに、においまで感じるようになったと言っていました。


さて、すでに山肌を白くしたコロラドを越えると、中西部の平原は、秋たけなわ・・・。


紅葉、黄葉の森のはずれに農家の屋根もみえます。


レッドオークやメイプルの巨木が、広大な大地とよくつり合っていて、忍びよる秋の気配で、いっせいに葉をふるい落とします。

原価の秘密 3

73年の第一次石油危機の際にみられたような便乗値上げがまた問題になってくるのです。


このように大企業の製品の価格が高く吊り上げられるのは、なによりも第一に市場にたいする独占的支配力をもっているからです。


・・・いま上位3社の累積生産集中度(1974年)をとってみると、輸送用機械器具が7422パーセント、鉄鋼67・5パーセント、電気機械器呉56・8パーセントと、主要産業での集中の高さがうかがえます。


・・・こうした場合、それぞれの業界での市場占拠率がトヅプの企業、鉄鋼の新日鉄であるとか、軽電の松下、ビールのキリンなどがプライス・リーダーとなって、価格決定のリーダーシップをとるのが普通です。


プライス・リーダーが値上げをすると、他の企業もこれに同調して値上げを行ない、価格はコストよりはるかに高位に吊り上げられるのです。


たとえば、75年6月19日の衆院の連合審査会で、鋳物用銑鉄の価格の下方硬直性が指摘され、鉄鋼各社による同一時期、同一幅の値上げがカルテル行為によるものとして問題になりました。


その際の個別商品の原価公表要求にたいして、植木国務大臣は、商品別の「原価は競争の最大の要素であり企業秘密」だから公表させるわけにはいかないと答えています。

原価の秘密 2

かつて高度成長期に、日本の大企業は、技術革新によって生産設備を近代化し、量産体制をととのえるとともに、省力化によって、世界でもトップクラスの生産性を実現しました。


製品のコストは低下し、その結果、価格も大幅に下がってよいはずなのですが、それほど下がらず・・・


それどころか、逆に、石油をはじめとする原燃料費の高騰、人件費のアップを理由に値上がりをしています。


また、不況下では当然下がるはずの物価も横ばいをつづけ、円高メリットもあまり反映されなかったのです。


そしてようやく長い不況のトンネルから抜け出たかと思うと、今度はじりじりと物価騰貴が進み出し、OPECによる原油価格の引上げは、これに拍車をかけ、また便乗値上げが生まれてきています。


大平首相は


「原油値上げの国内への波及については素直に末端価格にまで反映させ、政府の介入はしない」(『朝日新開』79年7月6日)


・・・との意向を示し、産業界の値上げムードに励ましを送ったのでした。


原燃料を大幅に海外に依存している日本の場合、こうした外的条件の変化が製品価格に大きく影響してくることの避けられないのは確かですが、それが本当にやむをえざるコスト・アヅプに伴う価格の引上げかどうかが問題になります。


原価の秘密

現在では、三菱重工業、石川島播磨などの大企業は、こうしたかたちでの武器輸出をするまでもなく、韓国軍需産業への資本参加、技術提携にみられるように、直接、現地生産を援助し、そこから利潤の分配をうけているのです。


こうして「軍事秘密」によって拡大された「企業秘密」の領域は、さらに海外にまで拡大されていっているのです。


原価は企業の絶対の「秘密」のように言われますが、同業者間では必ずしも「秘密」ではありません。


・・・こうしたことは業界の常識となっています。


国民生活に必要な商品の価格は、自由競争の結果、コストに適正利潤を加えたところで決まるものと、誰しもが考えるところでしょう。


政府や財界の首脳は口を開けばきまって、日本は「自由主義経済」に立っていると強調しているので、そう考えるのはしごく当然です。


しかし現実には、多くの商品の価格はそのようには決まっておらず、消費者は大企業の独占的高利潤追求のために、人為的に高く吊り上げられた値段で買わされているのです。

日本の兵器産業

兵器生産が「企業秘密」の領域を拡げている一例に、武器輸出があります。


すでに日本の兵器産業は、ベトナムをはじめ、タイ、ビルマ、台湾などに榴弾、銃弾を輸出した実績をもち、67年の「武器輸出三原則」以降も、フィリピンへの銃弾プラント(豊和工業)、火薬プラント(ダイセル)などのプラント輸出が続きました。


武器輸出が全面的に禁止となった76年2月の「新3原則」以降にも、78年に明るみに出たフジ・インダストリアル事件は、はからずもそこに部品輸出という抜け道のあったことを明らかにしています。


それは、フジ・インダストリアルという中小企業が弾丸メーカーの日本工機から手投げ弾の設計図のコピーを入手。


76年より「消火器部品」と偽って都内のダイカスト工場などに分散発注、横浜港からフィリピンに向けて撃鉄、撃針、撃鉄.バネ、ヒンジピン、安全リング、安全ピン、雷管押えなど91万2000個を船積していた事件です。


輸出した部品はフィリピンの陸軍基地で、現地人を使って組み立て、爆破実験して納入していたといいます。


社長は、


「大企業でも武器輸出をしているところがたくさんあるのに、なぜ、いつも小さなところだけが当局の取調べの対象になるのか。


大商社だってみな同じような輸出をやっている。


彼らの場合は隠すのが巧妙なだけではないか」(『朝日新聞』78年7月22日)


・・・と語っていますが、この事件は氷山の一角を示すものといえるでしょう。

法隆寺の土壁 2

ここではまず塔初重壁・・・


つまりもと壁画の描かれていた土壁の構成について見ることにします。


この壁の下地は、桧の小割材を格子状に組み藁縄で絡めた木舞を作っています。


土壁はその下地に上に3回に分けて溌.られています。


1回目は粘土分の著しく強い土に長さ12~15センチ程度に切断した藁(穂先も含まれている)を混じたもの。


2回目は粘土分の少ない土を細かく節って、これに長さ3センチ程度の藁(穂先や節はほとんど除去されている)を混じたもの。


3回目は、粘土分がさらに少なく砂分の著しく多い箭土に繊維をよくほぐした藁を混じたものを、順次塗り重ねています。


以上の施工順序を現行の左官工程に対応させれば、1回目は荒壁、2回目が中塗に相当し・・・


そして3回目は高級工事において上塗をより平坦に仕上げるために行なわれる切返し塗に当りますが、ここではこれを表土塗と呼ぶことにしておきましょう。


そして、その表土塗の上に壁画の画面となる白土が塗られるのです。


現代でいう外壁リフォームのようなものですね。


法隆寺の土壁

壁塗職が「左官」という名称で呼ばれるようになるのは、どう早く見ても江戸時代初期を遡ることはできません。


しかしここでは説明の都合上、現在常識的に左官職の担当分野と考えられているものに対し、江戸時代以前においてもこの用語を使用することを諒とされたいのです。


では、法隆寺の土壁法について。


隆寺金堂外陣の内壁には土壁の上に描かれた有名な壁画があります(現在のものは模写、オリジナルは収蔵庫に納められています)。


また五重塔初重内壁からもかつて壁画の描かれていた痕跡が発見され、いずれも創建当初のものと認められています。


建立の絶対年代は確定できないものの(おそらくは白鳳期、7世紀末から8世紀初頃)・・・


これらの堂塔が日本最古の建築遺構であることはいまさら断わるまでもないですね。


また壁画も描きなおされていないとすれば、それら壁画の下地となった土壁もまた、外壁リフォームなどがなかった時代、日本最古の左官工事遺構であることはいうまでもありません。


接客のコツとは 4

店の商品構成は、10代~20代のヤングの女性をメインターゲットに、ヘアケア 口コミ商品などの化粧品、トイレタリー雑貨、下着、靴下、手袋、マフラー、文具、キャラクターマスコット、アクセサリー、バッグ、ポーチ、菓子、傘など幅広い商品を扱い集客力を高めています。


店主は、見かけは温厚な人柄ですが店づくりにかける情熱は人一倍。


今回の改装についても全国の有力店を見学して歩き、ユニークな発想と戦略的な視点から徹底的に研究しました。


店構えは店頭からの透視効果を高め、102坪の店内の売場構成は見やすく触りやすく、相談しやすいレイアウトを心がけ、対象とする客にあわせた商品構成はヤングのおしゃれ意識を満足させるよう考えられています。


中心となる化粧品売場は、店頭部分にシャンプー、リンスなどのヘア製品やエナメルなどのメーキャップ製品をセルフで陳列。


自由に選んでもらう一方、店奥の対面販売のコーナーは椅子を設置しじっくりとアドバイス販売ができる体制を整えています。


そしてこれらと連動した販売促進活動は、客から一般公募したマークをショップアイデンティティのシンボルにし、ヤングの人気を得る活動を推進します。


客との接客・応対は奥さんを中心にしたスタッフが担当します。

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